時短・写真映え！グリラーを使ったトースターレシピをご紹介｜野菜を使ったレシピも

グリラーは1台でさまざまな料理が作れる便利なアイテムです。基本的に、具材を詰めて加熱するだけでできるため、調理に手間がかかりません。トースターをもっと有効活用して、手軽に料理のレパートリーを増やしたい方におすすめです。

また、おしゃれなデザインで、盛り付けせずにそのまま食卓に出しても手抜き感がありません。普段の食卓ではワンランク上の上品な食卓になり、ホームパーティのときも雰囲気になじみます。作ってそのままの器で食卓に出せるので、熱々の料理を楽しめるのもポイントです。

グリラーとはどのような調理器具か、どのようなメリットがあるのか気になる方のために、本記事ではグリラーの特徴やメリットを紹介します。また、人気の焼き魚や鶏肉、ちぎりパンなど、トースターを使ったグリラー活用レシピもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

グリラーは1台で4役以上こなせる万能なアイテムで、料理の幅を広げられるのが魅力です。見た目もおしゃれで、キッチンのインテリアにこだわりたい方にもおすすめです。

グリラーとは、複数の熱源で使える蓋付きの陶器製調理皿です。「レギュラーサイズ」と「ミニサイズ」があり、使用シーンに応じて使い分けられます。蒸し・炒め・焼き・温めなどさまざまな調理が可能で、使い方はメインディッシュだけでなく、副菜・スイーツなど幅広いのが魅力です。

おしゃれなデザインが女性を中心に人気を集め、写真映えすることからSNSやブログでたくさんの活用レシピが紹介されています。

グリラーには料理を美味しくする工夫が施されています。

• 遠赤外線が食材をじっくり・ふっくら焼き上げる

加熱された陶器から遠赤外線が放出される仕組みなので、その効果によって食材を中からじっくり蒸し焼きのような状態で火を通すことができます。食材が加熱されても固くならず、ふっくらとした出来上がりが期待できます。

• 余分な油を溝に落としてヘルシーに

また、内側の底に凹凸があり、余分な油が溝に落ちるのもポイントです。油でベチョっとなることなく、無駄な油を除いたヘルシーな料理を簡単に作ることができるところも、女性に人気を集める大きな理由です。

• 食材をパサつかせない・柔らかく仕上げる

そして、グリラーは蓋にまで美味しさの秘訣が詰め込まれています。蓋に突起がついているため、食材から出た水分を料理全体に戻しパサつきを抑えることができます。保温性も優れていて予熱を利用しやすく、加熱しすぎて食材が固くなるのを防ぎます。

グリラーがあれば作れる料理の幅が広がり、トースターを使用した料理をさらに美味しく作れます。グリラーとトースターで作る代表的な料理は以下です。

• 鶏肉・野菜のグリル
• 焼き魚
• フレンチトースト
• ちぎりパン
• ポテトグラタン
• パンケーキ

上記のうち、4つのレシピを本記事でも紹介しています。どの料理も遠赤外線効果でふっくらした食感に仕上がるのが魅力です。ハンバーグのような火の通りにくい料理も、予熱を使うことでしっかり熱が通ります。

グリラーは以下の熱源に対応していて、非常に使い勝手がいいアイテムです。ただ、IHには対応していないので注意してください。

【グリラー対応熱源】

• トースター
• 魚焼きグリル
• 電子レンジ
• オーブン
• ガス直火

熱源に合わせて調理器具を買い揃えなくていいため経済的です。コンパクトで場所もとりません。調理器具を最小限に抑えたい人にもおすすめです。

そのまま食卓に出せる見栄えがいいデザインも人気の理由です。カラーバリエーションが豊富で、店舗によっては限定カラーもあります。お皿への盛り付け不要で洗い物を減らせるのもポイントです。また、魚焼きグリルは、内部に油が飛び散って手入れに手間がかかりますが、グリラーを使えば、グリル内に油が飛び散るのを防げます。

実物を確認してから購入したい方も多いですよね。しかし、グリラーは実店舗ではあまり取り扱いがなく、Amazonや楽天などのオンラインショップで購入するのが一般的です。取り扱いがあるのはLOFTと一部の雑貨店で、実物を見たいならLOFTに行くのがおすすめです。

グリラーは陶器製で容器全体がとても高温になるため、素手で持つのは非常に危険です。必ず鍋つかみを利用してください。また、直接机に置くと、焦げ跡がつく・変形する・グリラー本体が破損することがあるため、鍋敷きも必須です。グリラーに合うウッドボードがあるので、グリラーと一緒に購入しましょう。

グリラーは焦げつきやすいため、過度に加熱しないように注意してください。多少加熱時間が短くても、グリラーは保温性が高いので予熱を利用すればしっかりと火が通ります。また、油を引く・食材の並べ方を工夫することも大切です。とくに、蓋の焦げつき対策を忘れないようにしましょう。

洗い方は普通の食器・調理器具と同じで問題ありませんが、食洗機で洗う・つけ置き洗いをすることはできません。焦げやすすがついたときは、メラニンスポンジを使うのがおすすめです。また、ブラックやブラウンなどのダーク色なら焦げつきやすすの付着も目立ちません。

【必要な材料】

• 鶏もも肉：1枚(350g前後)
• じゃがいも：1個
• にんにく：1片
• 塩コショウ：適量
• 生クリーム：100cc
• とろけるチーズ：100g程度

【作り方の手順】

1. 鶏肉を一口サイズに切り、塩コショウで下味をつける
2. じゃがいもはスライス、にんにくはみじん切りにする
3. グリラーに、具材を投入する
4. 電子レンジで8分加熱する
5. 生クリームをかけて、トースターで6〜7分加熱する
6. トースター内に10〜15分放置し、予熱で食材を温める
7. チーズをのせて再度トースターで焼き色がつくまで加熱する

【必要な材料】

• お好きなパン：グリラーに敷き詰められる量
• 卵：1個
• 牛乳：150cc
• 砂糖：15g
• バター：15g
• 粉砂糖：適量

【作り方の手順】

1. パンをカットして敷き詰める
2. 卵・牛乳・砂糖をボールに入れて混ぜ、敷き詰めたパンにかけて1時間置く
3. パンの隙間にバターを入れる
4. 蓋をしてトースターで10〜15分加熱する
5. 焦げ色がついたら、粉砂糖をふって完成

【必要な材料】

• パンケーキミックス：200g
• 卵：1個
• 牛乳：110ml
• 板チョコ：1枚
• ローストくるみ：適量

【作り方の手順】

1. くるみをトースターでローストする
2. パンケーキミックス・卵・牛乳を混ぜて、クッキングシートを敷いたグリラーに流し入れる
3. 割った板チョコとくるみをのせる
4. 10〜12分トースターで加熱する
5. アルミホイルを被せて、5〜10分程度さらに加熱する
6. 焼き色がついたら完成

調理の際はクッキングシートが燃えないように注意しましょう。

【必要な材料】

• 溶かしバター(グリラーに塗る用)：10g
• バター(生地用)：20g
• 強力粉：250g
• 砂糖：30g
• ドライイースト；3g
• 塩：2g
• 牛乳：170cc

【作り方の手順】

1. 牛乳を人肌程度に温め、ドライイーストと砂糖を混ぜる
2. 強力粉に塩と1を加えてこねる
3. バターを手のひらで潰し、生地に混ぜこみながらこねる
4. バターの光沢がなくなったら、生地を好みの大きさに等分して丸く成型する
5. ラップをして5分置き、再度形を整える
6. 溶かしバターをグリラーに塗って生地を入れて、冷蔵庫の野菜室で8時間以上発酵させる
7. トースター(1200W)で10分程度焼く
8. 表面が焦げてきたらアルミホイルをのせ加熱する

食パンは魚焼きグリルでも焼けます。ですが、一番心配なのは「魚のにおいが移らないか」。あまりお手入れをしていない人はにおいが移る可能性がありますが、通常の手入れをしているならにおい移りは気になりません。6～8枚切りなど、薄い食パンを焼くのに向いています。

余熱をして温めた後、食パンを入れて1分ほど焼くのがおすすめです。カリっとさせたいなら更にひっくり返して焼きましょう。ただし焦げやすいので、焼き色は常に確認してください。

複数の熱源に対応しているグリラーは、1台あるだけで料理のレパートリーが増えます。ただし、蓋も陶器製で中が確認できないため、慣れるまでは使いにくく感じることがあります。使いこなせば調理が簡単にできるので、さまざまなレシピを参考にたくさん料理しましょう。