デロンギのトースターおすすめランキング｜下が焼けない・使いにくい？口コミも確認

トースターといえば最近はバルミューダやアラジンなどが有名ですよね。しかし、スタイリッシュなデザインと高い性能でおなじみの「デロンギ」のトースターも、美味しいパンを焼きたい方におすすめです。

デロンギのトースターは一般的なオーブントースターだけでなく、レトロでかわいいポップアップトースターも選べます。しかし、海外製ならではの「使いにくい」「失敗した」といった口コミが見受けられるのも事実です。

そこでこの記事では、デロンギのトースターの違いや使い勝手、おすすめ商品などをご紹介します。「下が焼けない、使いにくい」といわれる原因もチェックするので、デロンギのトースターをご検討中の方はぜひ最後までご覧ください。

ここでは、デロンギがどんなメーカーなのか、どんなトースターを作っているかについてご紹介します。

「デロンギ」はイタリアのトレヴィ―ゾを本拠地とするメーカーです。オイルヒーターなどの暖房器具や空調機の歴史が長いですが、コーヒーメーカーや電気ケトル、ポップアップトースターなどの見た目も機能も充実したキッチン家電も取り扱っています。

デロンギのトースターは過去にグッドデザイン賞も受賞しているなど、スタイリッシュなデザインが高く評価されています。また、見た目がシンプルなだけでなくカラーバリエーションも豊富なので、おしゃれなキッチンを目指している方におすすめです。

デロンギのトースターは使い方がとても簡単なのもポイントです。温度と時間をセットしたら、あとはパンなどの食材を入れるだけで美味しいトーストなどが焼きあがります。説明書にもわかりやすく記載されているので、機械操作が苦手な人でも比較的すぐに使いこなせるでしょう。

デロンギでは一般的なオーブントースターだけでなく、トーストに特化したポップアップトースターも展開しています。ご自身のライフスタイルに合ったものを選べるので、普段の使い方を考えながらトースターを選んでみましょう。

なお、オーブントースターとポップアップトースターについては以下の項目でも詳しく解説しています。

日本メーカーのトースターは扉と網が連動しており、扉を開けると網が前面に迫り出してパンを取りやすい構造になっていますが、デロンギのトースターは「オーブン」の扱いだからか、扉と網が連動しません。

要するに、網が前に迫り出すことがなく、焼きあがった物を取り出すには火傷対策が必須です。焼き上がったパンを素手で取る癖のある方は、デロンギに買い換えるとやや面倒な思いをする可能性があります。

デロンギのトースターの温度目盛は「グリル」「温度個別設定」「保温」の3種類ですが、「グリルモード」では下ヒーターは加温しません。それを知らずにグリルモードのままトーストすると下側が焼けないので、両面こんがり焼きたいなら「220」のメモリに合わせてトーストしましょう。

ここからはトースターを選ぶ上で、前提知識を解説します。編集部では実際にトースターを購入した320名を対象に、アンケートを行いました。


単なる選び方の解説だけでなく、購入後のよくある後悔や使ってみないとわからない使用感に関する声についても触れることで、皆さんの購入前の不安を解消できるような内容にしています。

• トースターの購入時に押さえておきたい必須項目
• 人によっては使用感に関わるポイント
• 優先度は低め。気になる人のみチェック推奨

上記の3部構成でどこよりも安心してトースターを選んでいただけますので、ぜひ最後までお付き合いください！

※すぐにおすすめ商品を見たい方は以下のボタンでスキップできます

たった2つのチェックを怠ると失敗する確率がグッと上がります。

その2つのポイントとは、

①トースターのタイプ

②加熱方式

これだけです。拍子抜けするほど簡単ですが、これだけを守れば大きく失敗することはまず無くなります。詳細はこのあと述べますが、

【結論】

• トーストしか焼かないならポップアップトースター
• チルドピザを焼くならオーブンタイプで「4枚焼き」
• 加熱方式はシーズヒーターorコンベクション式

これが大きく失敗しないトースター選びの最初のステップです。

それでは詳しく解説していきます。失敗しないためにも【必読】がついた見出しだけは全て目を通してください！

トースターはタイプ選びで、使用用途や価格帯が変わります。

デロンギのトースターは大きく分けて、

ポップアップトースター

オーブントースター

コンベクショントースター

の3種類です。

違いを簡単に説明すると、以下の通りです。

• ポップアップトースター
  ・4,000円を切るものが多く、奥行きが狭くてコンパクト
  ・シンプルなトースト機能のみ
• オーブントースター・コンベクショントースター
  ・コンベクションタイプだと20,000円以上
  ・トッピングありのトーストやお惣菜の温めもできる

このほか、具材を挟んで両面を焼き上げるホットサンドメーカーや、ノンフライ調理ができるコンベクションオーブンでもトーストはできますが、やや使い勝手が異なります。

価格相場や容量・そのほかの特徴について、詳しく解説していきます。

トースターのグレードは価格帯で3段階に分かれます。

少しでも焼き上がりにこだわりたい方や、

グラタン・クッキー作りなど、調理用途で使用する方は、

オーブントースターまたはコンベクショントースターがおすすめです。

• コンベクショントースター：多様な調理機能。20,000円以上。
• オーブントースター：オーソドックスなトースター。12,000円程度。
• ポップアップトースター：価格の幅が広く、3,500～12,000円程度。

高価格になると搭載ヒーターの質が上がって、トーストがふっくら焼き上がったり、オーブントースターなら調理機能が充実したりします。

トースターの容量は同時トースト数が指標になり、2枚焼き・4枚焼きが主流です。

また、一般的なポップアップトースターは2枚までが限度ですが、デロンギでは4枚焼けるポップアップトースターも存在します。

オーブントースターの場合、2枚焼き・4枚焼きでは

奥行きが5cm以上大きくなるので、その分配置スペースが必要です。

• 2枚焼き（一人暮らし〜2人暮らし向け）
  最も主流。3人以上でも朝食を食べる時間が異なるなら問題なし
  オーブントースターの場合、奥行きは30cm未満が多い
• 4枚焼き（3人以上）
  ピザやグラタン皿などオーブン調理も余裕を持って使える
  奥行きは35cmを超えるものが多い

トースターの配置は

左右・背面に4.5cm・天井まで10cm以上

の放熱スペースが必要です。

事前に配置スペースから購入できる外寸を確認しておきましょう。

ただし、高さが25cm未満のオーブントースターは庫内の高さも低く、厚みのあるトーストにトッピングすると天井に汚れがつきやすかったり、グラタン皿が入りきらなかったりします。

天井に手が触れやすく火傷の原因にもなるため、

25cm＋10cmの高さ35cm以上の配置スペースの確保がおすすめです。

トースト以外にもさまざまな料理に活用したい方は、オーブントースターがおすすめです。

ただし、オーブントースターは本体幅30cm程度のものが多く、

放熱スペースを含む、40cm幅程度の配置場所が確保できない場合は、

ほぼ自動的にポップアップトースターになります。

食パントースト以外も使いそうならこれ！

多くの人が「トースター」で真っ先に思い浮かべるタイプで、食パンやロールパン・クロワッサンはもちろん、庫内サイズによってはチルドピザやグラダンも焼けるのがこちら。

オーブントースターの機能で見るべきポイントは最低3点です。

• 2枚焼き or 4枚焼きか
  チルドピザやグラタン2皿を焼くなら庫内の奥行きのある「4枚焼き」を
• 温度(W)切り替えの有無
  焦げやすいロールパンを焼くなら切り替え付き
• 網の隙間の幅
  餅を焼くなら隙間の小さなものを

基本的にこの3点を抑えたうえで、あとはサイズと価格の折り合いのつくものを選べば、まずは失敗しません。

ちなみに価格は、

10,000円以下：スタンダードなヒーターで同時焼き枚数で価格が変わる
10,000円以上：コンベクションオーブンなどが選べる

ざっくりわけると、このような傾向があります。

トーストしか焼かないならポップアップトースター！

食パンを縦に挿入して焼き上げるタイプで、レトロでスタイリッシュなフォルムが魅力です。焼きあがると自動でポップアップするため「ポップアップトースター」と呼ばれます。

見た目でわかる通り、基本的に食パンしか焼けません。一部機種は上部にラックをつけてロールパンやベーグル温めはできますが、焦げ目をつけて焼くわけではないため機能としてはおまけ程度です。

• ポップアップトースターをおすすめする人
  ・食パンのトーストしかしない人
  ・ほぼごはん食だがトースト手段は確保しておきたい人
  ・オーブントースターサイズの置き場所が確保できない人

ポップアップトースターの見るべきポイントは以下。

• ポップアップトースターのチェックポイント
  ・1枚焼きか2枚焼きか
  ・パンの厚みの対応(6-8枚切りはほぼ全商品が対応)

ホットサンドメーカーや、コンベクションオーブンでもトーストは可能です。ただし、調理に手間や時間がかかるため、忙しい朝にはやや不向きです。

• ホットサンドメーカー
  ・具材を挟んで焼くだけで簡単にボリュームのある軽食が作れる
  ・電気式・直火式の2種類。直火式なら屋外での使用も◎
  ・使用毎にお手入れが必要かつ、シンプルなトーストにはオーバースペック
• コンベクションオーブン
  ・トースター機能・オーブン機能に加えて、ノンフライ調理も◎
  ・庫内に熱を循環させてムラなく焼ける一方、
  　トーストはコンベクションモードでは予熱時間も含めると約10分ほどかかる
  

ホットサンドメーカーはおしゃれなカフェ風のホットサンドが楽しめたり、コンベクションオーブンは時短調理に重宝したりと、活躍する場面もたくさんあります。

 自分が探しているのはこっちかも……という方は、下記記事を参考にしてください。

シーズヒーターの特徴

• デロンギの多くのトースターに使用
• 油が落ちてもガラスが割れない

シーズヒーターはデロンギの多くのトースターに使用されている加熱タイプです。

石英のガラス管の場合は、加熱時に油が垂れてしまうとガラス管が割れ、最悪の場合は火事に繋がってしまいますが、シーズヒーターはガラス管が金属で覆われているので、ガラスの割れを防げます。

コンベクショントースターは内部にファンを搭載しており、コンベクション(熱風)を使う時のみ機能をONにします。トースト機能は通常通り使用可能で＋熱風調理でマルチに使える、という位置付けの商品です。

肝心の熱風調理で何ができるかですが、ノンフライヤーとして揚げ物調理などが可能です。もちろん通常コンベクションオーブンで調理するようなケーキやパンも、ムラなく焼き上がります。

パン専用トースターというよりかは、調理器具としてのオーブントースターをお探しの方用の機種です。

お手入れしやすいトースターの特徴は、

• 網が外せる
• パンくずトレーが引き出せる
• スチーム管など余計なパーツがない

などですが、極端な格安トースター以外はほぼ搭載している機能ですので、お手入れのしやすさはどれもほぼ同じと言えます。

お手入れに関してほぼ同じ…と身も蓋もない回答をしましたが、トースターに関しては「使い方」「お手入れ頻度」が掃除しやすさに直結します。

掃除が楽になる使い方とは？

1. チーズやバターにケチャップマヨネーズなどを使うときは必ずアルミホイルを敷く。
   ▶︎庫内に落ちると焦げ付きの原因に
   
   
2. 庫内天井につかない高さを守る
   ▶︎天井は非常に掃除しにくい！

掃除が楽になるお手入れ頻度とは？

1. 汚れた場所だけをちょこちょこ掃除。
   ▶︎面倒な掃除までは不要。さっと拭いてこびりつきを防止

実はトースター庫内の汚れのほとんどが、チーズやソースといった油分の「焦げ付き」です。食パンの加熱だけなら、パンクズ以外は出ません。

焦げ付きに加熱を繰り返すことでしつこい汚れとなる前に、さっと掃除をする習慣をつけてください。これがお手入れを楽にする手段です。

ムラなくトーストするための温度制御機能は、商品ランクによって違いがあります。

他メーカーのトースターではマイコン等での温度制御が可能なものもありますが、デロンギにはそのような機能が搭載されている機種はありません。

トースターの火力は消費電力（W）で表します。1000W程度が一般的で、早く焼けるものをお探しの方には1200Wに対応しているものがおすすめです。

ただし、格安トースターにはこれらの火力調節や温度調節のない機種があります。しかし、トースト以外の用途が少しでもあるなら温度調節できた方が使いやすいでしょう。

表示は以下のように、機種によって変わります。

一昔前はワット表示が多かったものの、最近は温度表示のタイプが多いです。またミドルランク以上では最大温度250℃が主流です。

ちなみに、温度調節が必要になるのはトースターや餅ではありません。頻度の高いのは以下のようなもの。

※トーストは一番高火力でOK

トーストしかしないなら温度調節機能は不要ですが、それ以外に利用するなら必要な機能です。

トースターでレシピ調理をするなら、10〜20℃刻みで温度調節ができるものがおすすめです。

トースターのデザインは気に入ったものなら気にしなくて大丈夫…と言いたいところですが、キッチンの色やキッチン家電との兼ね合いは、考慮しておくと後悔が少ないです。

トースターは比較的機能が単純な分壊れにくいため、電化製品の寿命である10年はもつ商品が多いです。そのため、そう頻繁には買い換えません。だからこそ、キッチンに置いて違和感のある色味は避けたいところです。

以下の記事ではおしゃれなトースターを紹介しています。こちらもぜひ参考にしてください。

調理モード・オートメニューは高級機に搭載されることが多いですが、気にしなくてよかったと感じている人が多いです。

『調理メニュー』はトースターで調理をする機能で、比較的高級機に搭載されます。しかし、トースターの調理メニューや付録レシピを使用する人の割合は少ないです。最近は調理家電も増えており、トースターでわざわざ調理する理由は薄いでしょう。

『オートメニュー』は火力・時間設置済でワンタッチで加熱スタートする機能。たとえば「トースト」ボタンを押すだけでスタートします。しかし、実際問題は「つまみを3分に合わすだけ」でスタートするため、元々手間は少ないです。

そのため、特別調理モードやオートメニューを重視する、という選び方は推奨しません。欲しい機種に搭載されていたから使う、程度の考え方で十分です。

トースターの操作性は高級機以外はどれも同じです。火力を合わせた上で、加熱時間のつまみを回します。

トースターの前面に必ず、目ぼしいパンやピザ・グラタンの火力と加熱時間の記載があるため、迷うことはまずありません。

ただし、高級機になると液晶画面表示になり、中にはロータリースイッチを採用するタイプもあります。問題となるのはご年配の方が使う時で、使い慣れた操作からかけ離れると使いにくいと感じる場合もあります。

トースターはここまで述べてきた、タイプや加熱方式でおおよそのできることや性能が決まるため、メーカーはこだわりがない限り、聞いたことがあるものを選んでおけば問題ありません。

実際に購入者に行った、メーカーに関する意識調査の結果は以下の通りでした。

• メーカーは気にしなかった　53.8%
• 聞いたことがあるメーカーに絞った　21.9%
• 特定のメーカーの製品を指名買いした　18.8%
• 当初決めていたのと違うメーカーの製品を購入した　5.6%

メーカーを決めずに購入した方が7割以上を占める結果となりました。ただし、10,000円以上の高級トースターは特定のメーカーを指名買いする声も見られました。

トースター選びでタイマー機能は気にする必要はありません。

機種によっては30分タイマーを採用している場合もありますが、実際にトースターを30分稼働させる事態は稀です。そのため、特に選び方の要素として重要視する理由はありません。

デロンギのトースターの最新モデルは2021年発売の「EOI408J」です。4色のカラー展開があるあけでなく価格もお手頃なので、初めてデロンギのトースターを購入する方にもおすすめのモデルです。

トースターの電源が付かなくなった、パンが焼けていないなどの不具合が発生したら、すぐに利用を中止しましょう。故障した場合の対処の流れは以下の通りです。

1. 電話またはメールでデロンギのお客様サポートセンターに連絡
2. 修理料金を確認
3. 問い合わせ先の指示に従いながら製品を送付
4. 製品の修理
5. 製品のお届け・修理代の支払い

この記事では多くの人が気にする「使いにくい」と言われる理由を解説し、おすすめの機種もご紹介してきました。デロンギのトースターは使い初めに癖を知る必要があります。しかし、キッチン家電として優れているのは紛れもない事実。うまく使いこなしていきたいですね。