揚げ物の温め直しにおすすめのトースター10選｜冷凍揚げ物を調理できる？

トースターは、パンのトースト以外にも揚げ物の温め直しができる便利な調理アイテムです。最近では、スチーム機能がついたものやコンベクションオーブンなどさらに進化を遂げています。

冷えたお惣菜も熱々でジューシーに仕上がるので、毎日の食卓で大活躍します。しかし、さまざまな機種のトースターが販売されており、どれを選んだらいいか分からない方も多いですよね。また、トースターの使い方を間違えると発火などの危険もあるので注意が必要です。

そこで、本記事では揚げ物の温め直しに便利なトースターの選び方、おすすめ10選を紹介します。記事の後半ではトースターで揚げ物を温めるときの注意点や、フライ温め機能がない場合の温め方も解説しているのでチェックしてみてください。

美味しさ重視でトースターを選ぶなら、「スチーム」か「コンベクション」どちらかの機能がついたものがおすすめです。これらの機能は、揚げ物の温めなおしに向いています。

• スチーム機能・・・食材の水分を蒸発させないためパサパサになりにくい
• コンベクション・・・熱風で焼くためノンフライヤーのようなカリッとした仕上がりになる

どちらにも「フライ温め」用のオートメニューがついている商品が多く、オート設定でおいしく仕上がります。

揚げ物を素早く熱々にして食べるには、1,000W以上のトースターがおすすめです。ワット数が高いほど、高温になるまでの時間が早くなります。1000W以上のトースターなら、230度前後まで温度が早く上がるので高温でおいしい揚げ物に仕上がります。

最大出力800Wのトースターはリーズナブルに購入できますが、ワット数に少し物足りなさがあります。カリカリっとした揚げ物が食べたい方は、ワット数もチェックして選びましょう。

揚げ物の形も大きさもさまざまなので、庫内が高いものが便利です。小さな唐揚げを温めるくらいなら低さもさほど気にならなくても、大きめの食材をあたためるには空間が足りません。

普段トースターを使う際に「食材が天井に接触する」「出し入れする際に引っかかる」「菜箸でうまくつかめない」などの悩みを抱えている方は、高さに余裕のあるタイプを選びましょう。

家族構成や使い方によって、トーストを同時に何枚焼くのが使いやすいかチェックしましょう。1人暮らしや2人の少人数世帯であれば、コンパクトな2枚焼きタイプ・3人以上の世帯になると4枚が同時に焼ける大型モデルも選択肢の一つになります。

コンパクトサイズなのに庫内が広いタイプや2段トレーのタイプもあります。トースターを選ぶ際は毎日の朝食をスムーズにするためにも、何枚焼けるかチェックしてください。

電熱式は、低価格で一般的なタイプです。電熱線を熱源として、電流が流れるときに発生する熱で焼く方法です。表面に香ばしい焦げ目がつくのが特徴で、トースターといったら熱源式というくらいポピュラーなタイプとなります。

中まで熱が通りにくい・表面が焦げやすい・パンを置く位置によって焼きムラができるなどデメリットはあります。とはいえコンパクトサイズで低価格で買えるので、一人暮らしで自炊が少ない方にぴったりです。

カーボンやグラファイト素材の遠赤外線ヒーターは、遠赤外線を発するのでパンをふっくら焼き上げます。炭で焼いたお肉がおいしいのは遠赤外線のおかげですが、こちらも同じ構造です。遠赤外線は内部まで素早く熱を伝える力があるので、焼きムラがなくおいしく焼けます。

揚げ物は水分を保ったままジューシーに、焼きムラなく香ばしい焼き上がりで味わえます。遠赤外線タイプは人気で多くのメーカーがカーボン・グラファイトのトースターを販売中です。

時間や温度調節の操作は、アナログかデジタルかを選びましょう。アナログ式は、ダイヤルを時計方向に回して温度や時間・モード切り替えを行います。アナログタイプのダイヤルは、家電製品の無機質さを和らげてくれるのが魅力です。

デジタル式は、マイコン制御のボタンを押すだけの簡単操作です。液晶画面で設定した温度や時間・オートメニューが確認できます。シンプルでスタイリッシュな印象なので、万人問わず人気です。操作性や見た目の好みで、アナログかデジタルか選びましょう。

トースターのメンテナンス性をチェックしましょう。取り外して洗えるパンくずトレイがあると、お手入れが楽になります。パンくずが庫内に溜まると、発火して故障する場合もあるため注意が必要です。

また、前面のドアが着脱できるタイプは、簡単に洗えて清潔に保てます。長く使うためにもメンテナンス性はチェックしてください。

トースターを誤った方法で温めると、発火の危険があるので注意が必要です。揚げ物から出る油がヒーターに落ちたり、庫内にパンくずなどが溜まったりすると発火する恐れがあります。以下で、トースターで温めるときの注意点について紹介するので、正しい使い方をしましょう。

• 揚げ物など油ものを温める際は、専用トレーやアルミホイルを使用する
• 庫内のパンくずや焦げ付きなどを定期的に掃除する
• 食材の加熱時間を守る
• レンジ調理専用の冷凍食品などを加熱しない
• トースターに不具合があるときは使用しない

冷めておいしさが半減している揚げ物は、温めなおして美味しく食べたいですよね。焦がさずパサパサにせず中まで温めるのは難しく、温めなおしの失敗はよくあります。その原因は、温度調節がうまくいっていない場合が多いので参考にしてみてください。

• トースターが高温過ぎた場合…中心部があたたまらず衣が先に焦げてしまう
• トースターの温度を落とした場合…長時間加熱しすぎて全体的に水分が抜けてパサパサの食感になる

トースターでフライ温め機能を活用すると、冷えてフニャッとした天ぷらや前日の揚物がカラッとおいしく仕上がります。フライ温め機能を使うときのポイントと注意点は以下の通りです。

• 温める前に常温に戻し、クッキングシートを敷くとサクサクの仕上がりに
• 揚げ物は焦がさないようにアルミホイルで包み込む
• 冷えた揚げ物を温め直す場合は、表面の余分な油分をふき取る
• 200度以上の高温度であたためる
• あたためる時間は2分程度とごく短くする
• 中心部まで温まらないのが嫌な方は、最初に揚げ物を軽くレンジで温めてから加熱する
• 高温での加熱を繰り返すと、パサパサになりおいしく仕上がらない

フライ温めモードがない場合は、温め方に注意すると揚げ物を美味しく焼き上げられます。以下で温め方について紹介するので、参考にしてみてください。

• 揚げ物を温める前にトースターは十分に温めておく
• 揚げ物をレンジで先に温める
• 揚げ物を均等に並べる
• アルミホイルをくしゃくしゃにして金属トレーの上に敷く
• アルミホイルの上に揚げ物を並べて加熱する

アルミホイルをくしゃくしゃにするとアルミの溝に余分や油分な水分が落ちるため、カリっと焼きあがります。ベタっとなりやすいと悩んでいる方は、ぜひ試してみてください。

トースターは揚げ物を温めるだけでなく、冷凍食品の揚げ物の調理もできます。たとえば、冷凍エビフライであれば、クッキングシートまたはアルミホイルの上にエビフライをのせます。エビフライの両面に油を振りかけ、約8分ほどトーストで焼き色をつけます。どちらの面も加熱するように裏返しながら調理するのがポイントです。

生肉のように生焼けが心配な食材の場合は、中までしっかり火が通るようにあらかじめレンジで解凍してからトースターで焼いてください。

最近のトースターはパンをトーストする以外にも揚物をカリッと温められる機能を備えています。お惣菜がジューシーで熱々に仕上がり、毎日の食卓で大活躍します。ぜひ本記事の選び方やおすすめ商品を参考に、揚げ物もおまかせのトースターを使いこなしましょう。

こちらの記事もあわせてご覧ください