トースターの寿命は何年？｜温まらない＆つかない際の対処法【バルミューダなど】

朝パンを焼くのにトースターは欠かせない方も多いです。日常的に使用されるトースターですが、そんなトースターにも当然寿命があります。どれだけ大切に扱っていても、電化製品ですのでいつかは壊れてしまいます。

しかし完全に壊れたならまだしも、「つかない、温まらない、これって故障？寿命？」と判断がつかないケースもしばしばです。10年使い倒したならまだしも、ほんの数年で壊れてしまうと、寿命なのかたまたま運が悪かったのか、判断に困ってしまいます。

そこで今回は、トースターの寿命について徹底解説します。寿命を延ばす方法や壊れた後の処分方法も合わせてご紹介するので、今まさに「あれ？寿命…？」と悩んでいる方は必見です。また、買い替えするのに参考になる人気のバルミューダのオーブントースターの他、おすすめ商品も紹介します。

ポップアップトースターは、食パンを焼く専用のトースターで、パンを焼く＆パンを出すの2ステップのみでシンプルです。壊れにくい構造でもあるため、寿命は7年程度である場合が多いです。

オーブントースターは一番日本で普及している一般的なタイプで、寿命は、5～6年ほどとされています。オーブントースターも庫内を温めるだけのシンプルな構造なので、基本的に長持ちします。

もっとも、最近は自動メニューや焼き色自動などの高性能なモデルも増えています。機能が多いとその分回路や部品が多くなるため、故障する可能性のある箇所も増えてしまいます。

ホットサンドメーカーは、直火式と電気式の2種類があります。直火式は電気を使わないので、物理的に破損させてしまった時が寿命です。そのため、使い方やお手入れ次第で15年、20年もつ場合もあります。

一方で電気式は、ポップアップトースターやオーブントースターと同じく電化製品ですので、やはり7年程度が寿命です。ちなみに、中には10年使えたとの口コミあるため、使用状況によって変動はあります。

誰しも壊れにくい商品が欲しいのは当然です。しかし、〇〇のメーカーだから寿命が長い…のではありません。形のあるものですので、断線・破損その他の形でいずれは必ず壊れます。

しかし逆にいえば、無名メーカーであっても大手メーカーと寿命自体に違いはないと言えます。バルミューダ・アラジンのような人気メーカーの方がしっかりしていると思う方もいますが、壊れやすさ自体は平等です。

もっとも、トースターは実は歴史が古く、構造自体は単純な電化製品です。「10年使えた！」といった口コミも珍しくはありません。メンテナンスをしつつ大切に使用するのが一番です。

まずはじめはポップアップトースターの壊れているかもしれない主なサインは2つです。それぞれの症状を詳しく見ていきます。

ポップアップトースターは通常パンをセットしてレバーを下ろすと、パンがそのまま下に固定され焼き上げる仕組みです。しかしそのレバーが壊れてしまい固定できなくなるため、手動でレバーを下げ続けなければならない事態に。

これはレバーを固定する時の構造周りがパンくずで汚れてしまう、または経年劣化の破損が原因です。焼けなくなるわけではないですが毎日となると面倒です。

これもよくある故障で、こちらは内部回路の接触不良がほとんどです。お掃除でなんとかできるレベルではないので、残念ながら修理・買い替えを検討してください。オーブントースターでも一般的な故障です。

トースターを長く使っていると、内部のコードが断線する場合があります。断線すると通電しなくなってしまうため、当然庫内は加熱されません。他にも、ヒーターの故障や内部回路の接触不良、温度ヒューズの溶断、などもよくある症状。いずれも通電しなくなります。

ただし他の原因として、サーモスタットの誤作動も挙げられます。火力が弱まる、ヒーターが付いたり消えたりするなどの症状がサインです。こちらはサーモスタットの修理で解決する場合もあるので、製造元の会社に問い合わせするのも一つの手ですね。

トースターの異臭はパンのくずが原因であるケースも多く、掃除すればニオイが解消される場合もあります。しかし、掃除しても異臭・異音がする場合、重要なパーツが破損している可能性があります。

その場合はすぐに買い換えるのがおすすめです。寿命が来ている状態にも関わらずトースターを使い続けると、火災の恐れがあるため危険です。

ヒーターの温める機能が劣化しているにも関わらず、無理に使用を続けると煙が出る場合があります。その症状を無視して使い続けると、火災の原因になるので危険です。煙が出たらすぐに買い換えましょう。

オーブントースターの寿命を縮めるしてはいけない使い方をご存知ですか？それは、下ヒーターが石英管(ガラス)タイプのトースターで、食材の油を垂らしてしまうからです。付着した油が熱され、ヒーターのガラスが割れてしまい最悪発火につながります。

冷凍食品の油、パンに塗ったマーガリンやバター、ピザのチーズやマヨネーズなどは特に要注意です。アルミホイルを敷く・トレイを使用するなど、油を垂らさない工夫を必ずしてください。ちなみに、ロースターなどで使用されるカーボンヒーターは割れる心配はありません。

オーブントースターの庫内の汚れが原因で、寿命が短くなります。長持ちさせるなら清潔な状態に保つのが一番です。庫内・パンくずの受け皿・ヒーター管は、使用の度に掃除するようにします。

掃除をするとき、石英管ヒーターはガラス製のため取り扱い注意してください。また、火傷の原因になるのでヒーターを冷ましてから掃除します。キッチンペーパーで優しく汚れを拭き取るのがコツです。

汚れが気になったら、オーブントースターの外回りも掃除しましょう。中性洗剤を含ませた布巾で拭き取るだけでOK。洗剤の成分が残らないように、最後に乾いた布巾で軽く拭いてください。

また、オーブントースターのコンセントにほこりが溜まっていると、ショートを引き起こす危険性もあります。コンセントもしっかり掃除してくださいね。

トースターはご紹介した通り、想定外の使い方をすると壊れる原因となってしまいます。これ以外にも、

• 火災の原因になる容器(紙・プラスチック・シリコン)を使用
• 網が外れたまま加熱
• 空炊きしてしまった

なども、寿命を縮める原因に。トースターは正しく使ってくださいね。

一番オーソドックスなのは、自治体に従ってトースターをゴミとして出す方法です。不燃ゴミよりかは粗大ゴミとして有料回収の場合がほとんどです。金額はお住いの自治体によって違いますので、事前にご確認ください。

自治体によって異なりますが、ゴミとしてではなく、リサイクルの形でトースターを回収する所があります。トースターだけでなく、デジカメやゲーム、乾電池など小型家電リサイクル法に基づいて回収するのが目的です。

中には役所などでリサイクルボックスが設置されており、小型の電化製品が入れられるようになっている地域もあります。トースターのような少し大きめの家電はボックスに入らないため、個別で回収してくれる場合があるので、各自治体に問い合わせて確認してください。

家電量販店・電気屋であれば、買い替えと同時に古いトースターを引き取ってくれるケースもあります。1台まで無料、1台であっても有料などはお店によってさまざまです。もちろん引き取り不可の場合もありますので、持ち込み店舗に事前確認は必ずしてください。

最近増えている不要品回収業者に頼むのも一つの手です。持ち込む手間がかからないので、利用している人もいるかと思います。一点気をつけたいのは、無許可の回収業者が増えており、各自治体が頭を悩ませている場合があります。

家庭ゴミの収集には「一般廃棄物処理業の許可」が必要になり、「産業廃棄物の許可」「古物営業の許可」「一般貨物運送事業の許可」は家庭ゴミの収集には無関係です。後者のみで活動している業者は悪質ですので、利用してはいけません。

※以下はNGです

• 産業廃棄物の許可→企業から出る廃棄物処理の許可。一般家庭は無関係
• 古物営業の許可→古物の売買又は交換の営業許可。廃棄物処理とは無関係
• 一般貨物運送事業の許可→貨物を運ぶこ許可。廃棄物処理とは無関係

トースター自体シンプルな構造なので、普通に使っていれば長持ちします。より寿命を長くしたいなら、定期的なお手入れが重要です。使用の度に庫内などを掃除し、長く使えるように工夫してみましょう。