トースターで使える耐熱皿・グラタン皿のおすすめ11選｜耐熱ガラスは使える？

トースターで料理を作るときの耐熱皿は「選び方が難しい」「使った後の洗い物がめんどう」と思われがちです。そのため、お皿はトーストを焼くだけに使い、トースターでの調理を避けていませんか？

しかし、グラタン皿や耐熱皿などのトースター用のお皿を使えば、簡単に時短料理を作れます。また、おしゃれな耐熱皿を選べば、調理後に皿ごと出しても食卓に彩りを与えてくれます。お手入れも意外に簡単にできるのでおすすめです。

この記事では、トースターを使うときにおすすめの耐熱皿や代用品をはじめ、お皿の掃除方法やおすすめの掃除アイテムを紹介します。使えないサイズや素材を買ってしまわないように、参考にして選んでください。

トースターで使用できるお皿は基本的には陶器や金属製のお皿や耐熱皿です。しかし、耐熱皿もたくさん種類があり、製品によっては陶器のお皿や耐熱皿でもトースターに対応してない場合があります。確認をせずに使って割ってしまった経験がある方も少なくありません。

単に陶器や金属製のお皿、耐熱皿といっても数が多くどれが使えるのかわからないですよね。グラタン皿やココットなどある程度決まった料理であれば使えるお皿も絞られてきて、簡単に見つけられます。

トースター用のお皿も多数販売されていますし、トースタープレートを使うと割れる心配もなく、手軽にトースターを使って料理を楽しめるのも魅力です。

ここからは、トースター用のお皿の選び方をサイズ・お皿の素材に分けて詳しく解説します。購入してから「使用目的に合わなかった」とならないよう、以下のポイントをしっかりとチェックしてください。

まずはじめに確認する大切なポイントは、トースターのお皿のサイズです。サイズは何人分の調理をしたいかを目安に考えると、失敗なく選べます。たとえば、1人分のベーコンエッグやちょっとしたサイドメニューを作るなら13cm×15cm、2人分の料理をまとめて作るなら18cm×23cm程度のサイズがおすすめです。

また、4人家族やパーティー用で使用したい方はさらに大きいサイズがおすすめです。しかし、大きめのサイズがほしい方・複数のお皿を同時に調理したい方は、使用しているオーブントースターのサイズも考慮して選んでください。

トースターのお皿をサイズで選ぶなら、深さもポイントです。使用目的が目玉焼きなどの深さが不要な調理のみであれば浅型で問題ありませんが、深さ3cm以上ある深型の商品を選ぶと調理のバリエーションが増えるためおすすめです。

たとえば、グラタンなどのソースやチーズを使用したものや、汁気の多い調理などをしたいときもお皿からこぼれにくいといったメリットがあります。もちろん、深型の商品でも目玉焼きなども作れるため、トースターのお皿でさまざまな調理がしたい方にぴったりです。

トースター用プレートの中には、目玉焼き専用の商品もあります。浅く丸形で、プレートの上に卵を落としてトースターで焼くだけで、数分できれいな目玉焼きが作れます。こびりつきにくいフッ素加工や、持ちやすい取っ手付きで使いやすいのも魅力です。トースターのお皿で作るのは目玉焼きのみの方は、専用プレートをおすすめします。

まずは、フッ素加工されたアルミプレートの特徴を解説します。アルミでフッ素加工された商品のメリットは、熱が陶器や耐熱ガラスより伝わりやすくて調理時間の短縮が可能な点です。さらに、「軽くて扱いやすい」「油を引かなくても調理できる」「フッ素加工により食材がこびりつかない」ため洗いやすい点があげられます。

しかし、フッ素加工の部分を傷つけないよう、ヘラなど金属製の調理器具は使わない・長時間食材を入れておかない・柔らかいスポンジで洗うといった注意点があります。

耐熱ガラス製のトースターのお皿を使うメリットは、グラタン・ラザニアなどを加熱調理した後にそのまま食卓に並べられる点です。陶器でも同様に使えますが、ガラス製の方が使っている食材が見えやすいため、よりおいしさが伝わります。さらに、耐熱皿は冷凍・冷蔵が可能な商品が多いため、作り置き用のお皿としても活躍します。

しかし、上記の使用方法はあくまで耐熱ガラス製の商品で行ってください。普通のガラス皿で行うと、加熱している際に割れる恐れがありますので注意しましょう。商品を選ぶ際、耐熱ガラス製であれば耐熱温度・調理家電・調理方法などが記載されているため、必ず確認してから購入してください。

グラタンなどの本格的なグリルレシピを多く作りたい方には、陶器製もおすすめです。また、陶器製はトースターのみならず直火調理が可能な点もメリットです。さらに、カラーバリエーションが豊富でおしゃれなデザインの商品が多く、食卓が華やかになります。

しかし、他の素材よりも食材がこびりつきやすいため、調理する際は油を少し多めに引きましょう。ややお手入れに手間がかかりますが、見た目にこだわる方におすすめです。

陶器製の容器をグラタン皿に使うときは、注意が必要です。陶器は主成分が土でできているため見た目より強度が低く、熱に耐えきれず割れてしまう場合があります。しかし、オーブン対応可の陶器製のお皿もあるので、使えないタイプではないか購入時に確認しておきましょう。

トースター用のお皿・プレートはとても便利ですが、管理する手間や費用がかかるため「代用品はある？」といった疑問を持つ方もいますよね。結論からいうと、トースター用プレートはアルミホイルなどで代用可能です。

アルミホイルは食材が入る形を作れば簡単に代用できますし、スポンジケーキなどのケーキ型を持っている方は、型にアルミホイルを敷けばグラタン皿の代わりにできます。また、オーブン・グリルに対応したフライパンやスキレットを持っている方であれば、そのままグラタン皿として使えますので、ぜひ試してみてください。

手ごろな価格でキッチン用品を購入できるのが、ニトリやダイソーなどの100均です。どちらも耐熱性のグリルプレートやトースター皿を取り揃えています。見た目もシンプルでおしゃれなものもが多く、本格的な高いお皿を買う前に手ごろなお皿で試してみたい方にもおすすめです。

ニトリでも100均でもサイズにより価格が変わる場合があるので、必要なサイズのものを選びましょう。また、100均は多くの耐熱皿を扱っていますが、トースターでの加熱・使用は不可が多いです。購入の際は、使いたい用途で使用できるかどうか商品ラベルを確認してください。

IWAKI（イワキ）は、1883年に国内初のガラス工場として創業し、2013年にAGCテクノグラスと合併したメーカーです。さまざまな調理道具・生活雑貨を展開し、耐熱ガラス製品も幅広く取り扱っています。

耐熱ガラス皿も、グラタン・パイ・ケーキ焼き皿などバリエーションが豊富です。シンプルなデザインと長く愛用できるしっかりとした作りが特徴です。商品はオンラインで購入でき、公式サイトにはIWAKIの耐熱皿を使用した調理方法も紹介していますので、気になる方はぜひチェックしてください。

グラタン皿であれば高温にも耐えられるイメージを持たれがちですが、耐熱温度は製品によって異なります。オーブン対応と表記があっても、耐熱温度が何度なのかをしっかりと確認して選びましょう。耐熱温度以上で使用すると割れてしまう場合があります。

また、トースター・オーブンだけでなく、電子レンジにも対応していると1つでさまざまな用途に活用できて便利です。

トースターのカタログや取扱説明書に記載されているサイズは、「外寸」です。庫内サイズを確認せずに選ぶと、トースターの中に入らない可能性があるので注意しましょう。サイズを見る際は、庫内サイズよりも少し小さめを選んでください。横幅だけでなく、奥行や高さも要チェックです。

特に、大皿を選ぶ際は、庫内サイズに合うものを選んでください。また、1人用のお皿を家族の人数分購入する際は、スタッキングできるとスッキリ収納できます。

トースタープレートやお皿を使った料理は、ベーコンエッグやスクランブルエッグなどの卵料理が定番です。しかし、それだけではないおすすめの使い方があります。ここでは、簡単なレシピで作れるトースタープレートやお皿を使った料理を紹介します。

トースタープレートを使った簡単な調理の中に、野菜のグリル焼きがあります。野菜を切りプレートに並べて味付けしてから焼くだけです。ここでは、中でも夏野菜を使ったトースター焼きのレシピを紹介しますので、ぜひ試してみてください。

【材料（4人分）】

• なす　4本
• ズッキーニ　2本
• トマト　2個
• 玉ねぎ　1個
• 薄切りにんにく　2かけ分
• 塩　小さじ1
• みじん切りのパセリ・オリーブオイル　各大さじ4

【作り方】

1. 玉ねぎを薄切りにし、他の野菜は5mm幅に切る
2. プレートに各野菜を交互に並べ、ところどころに薄切りにんにくを差し込む
3. 塩・パセリ・オリーブ油を全体的に振りかける
4. ラップをかけて電子レンジ(600W)で10分加熱する
5. 必ずラップを外してからトースターで3分ほど焼く

ここからは、簡単にグラタン風の味が楽しめる、卵と野菜のチーズ焼きのレシピをご紹介します。こちらのレシピの手軽でおいしいため、ぜひ試してみてください。

【材料（4人分）】

• 卵　4個
• ブロッコリー　1個（200g）
• 顆粒タイプのコンソメ
• 水　5カップ
• マヨネーズ　大さじ8
• 牛乳　大さじ4
• ピザ用チーズ　60g
• パン粉　大さじ2
• 塩（手順1で使用）　少々

【作り方】

1. まずはゆで卵を作る。鍋に卵・卵が浸るくらいの水・1％ほどの塩を入れてから中火にかけ、沸騰したら弱火で8分ゆでて水にとる
2. 冷めてから殻をむいて横半分に切る
3. ブロッコリーを適度な大きさに切る
4. コンソメを入れた水を火にかけて沸騰させ、切ったブロッコリーを2分ゆでてザルにあげる
5. ボウルにマヨネーズ・牛乳を入れてよく混ぜてソースを作る
6. 耐熱皿に卵・ブロッコリーを並べてからソースをかけ、チーズ・パン粉をちらす
7. トースターで焼き色がつくまで10分ほど焼く

焦げが残ってしまったお皿の洗い方で定番なのは、「つけ置き」です。ただし、長い時間置いてもなかなか汚れが落ちきらない場合もありますよね。つけ置きの仕方もひと工夫すれば、こびりついた汚れの洗い物とも簡単におさらばできます。

1. 洗剤などをつけたキッチンペーパーを汚れてる部分に貼り付け、そのまま30分～数時間放っておく（汚れ具合によって時間は変わります。)
2. キッチンペーパーを剥がして、布で汚れを落とす
3. それでも落ちない部分は焦げが落とせるアイテムを使う

耐熱皿ではないお皿をレンジやオーブンで使うと、お皿が溶けてしまったり破損してしまったりしてケガや火傷につながってしまう場合もあります。家にあるお皿が耐熱皿かわからないので、耐熱皿かどうか見分けたい方もいますよね。しかし、結論からいうと、耐熱皿かどうかを見分ける方法はありません。

一般的に陶器製のグラタン皿は100％耐熱といえますが、その他のお皿は購入した際についていたラベルを見るしか耐熱皿かどうかを知る方法はありません。グラタン皿も、ガラス製のものは陶器製のものより耐熱温度が低いので注意してください。

ガラス製やプラスチック製の耐熱皿には、耐熱かどうか、耐熱温度などが記されているものもあります。自己判断はせずに、わからない場合は確認しましょう。

トースター用の料理は入れるだけの調理で、お皿も専用の物を1個あればOK、お掃除も置いておくだけなのでとても簡単です。手軽に食卓に1品プラスできますし、彩りも鮮やかになります。ぜひ活用して楽しい時間を過ごしてください。