シャープのトースター「ヘルシオグリエ」がおすすめ！｜リコール情報や掃除方法も

朝食がパン派の方ならこだわりたいトースターは、価格がリーズナブルなモデルやこだわりの機能の付いたモデル、高級なモデルなどさまざまなものがあります。ハイスペックな高級トースターといえばバルミューダのトースターを思い浮かべる方も多いですよね。

しかし、シャープのヘルシオグリエもバルミューダと同じくらいハイスペックなトースターです。ヘルシオグリエは「過熱水蒸気」機能で食パンに水分を与えながら加熱するため、中がもっちりとした食感のパンに仕上がります。

この記事では、シャープのヘルシオグリエの魅力や選び方、簡単な使い方やお手入れ方法をご紹介します。また、バルミューダのトースターとの比較もしているので、ぜひトースター選びの参考にしてください。

ヘルシオグリエは価格が高いトースターですが、大変人気があります。その人気の秘密はズバリ「過熱水蒸気」です。ここでは過熱水蒸気の仕組みやヘルシオグリエの特徴をご紹介します。

スチーム式トースターの特徴

過熱水蒸気とはスチーム機能の中でも特別な機能です。100℃以上に熱した水で焼き上げることで水分を逃がさず、外はかりかりで中はしっとり、もちもち食感のパンに焼き上がります。

ヘルシオグリエではお総菜の温め直しにも過熱水蒸気の力を利用するため、中までしっかり温められます。また、天ぷらやコロッケなどの揚げ物であれば、余分な油分や塩分が水と一緒に落ちるため、ヘルシーにノンフライ調理が可能です。

過熱水蒸気では適度な水分をパンに与えながら焼き上げるため、冷凍パンなどのリベイクにも向いています。また、ヘルシオグリエには生食パンモードが搭載されているので、ふわふわ感がなくなってしまった生食パンも焼きたてのように蘇ります。

パンと一緒にお好みのおかずをトレーに乗せれば過熱水蒸気がおかずにも火を通してくれるので、簡単に豪華なモーニングプレートが作れます。また、過熱水蒸気はグリル料理やスイーツにも活用できるので、1台あれば料理の幅が広がること間違いなしです。

ここからはトースターを選ぶ上で、前提知識を解説します。編集部では実際にトースターを購入した320名を対象に、アンケートを行いました。


単なる選び方の解説だけでなく、購入後のよくある後悔や使ってみないとわからない使用感に関する声についても触れることで、皆さんの購入前の不安を解消できるような内容にしています。

• トースターの購入時に押さえておきたい必須項目
• 人によっては使用感に関わるポイント
• 優先度は低め。気になる人のみチェック推奨

上記の3部構成でどこよりも安心してトースターを選んでいただけますので、ぜひ最後までお付き合いください！

※すぐにおすすめ商品を見たい方は以下のボタンでスキップできます

たった2つのチェックを怠ると失敗する確率がグッと上がります。

その2つのポイントとは、

①トースターのタイプ

②加熱方式

これだけです。拍子抜けするほど簡単ですが、これだけを守れば大きく失敗することはまず無くなります。詳細はこのあと述べますが、

【結論】

• ヘルシオグリエは現行2機種
• ヘルシオグリエの過熱水蒸気はかりふわトースト＆惣菜温めに最適

これが大きく失敗しないヘルシオグリエ選びの最初のステップです。

それでは詳しく解説していきます。失敗しないためにも【必読】がついた見出しだけはすべて目を通してください！

ヘルシオグリエの現行機種は「AX-GR1」と最新リニューアル機「AX-GR2」です。

• AX-GR1
  ┗2019年11月発売モデル
  ┗価格は15,000円程度
  ┗温度調節機能はトースト・弱・中・強の4段階
• AX-GR2
  ┗2021年10月発売モデル
  ┗価格は16,000円程度
  ┗温度調節機能はトースト・弱(生食パン)・中・強の4段階

なお、初代の「AX-H1」は在庫がたまに格安になっていることがありますが、基本的には割高な価格設定が多いので、積極的にはおすすめしません。

繰り返しますが、2万円台で販売されている初代ヘルシオグリエは積極的にはおすすめしません。現行のAX-GR1とAX-GR2の方が安く手に入るので、価格面でもこちらを選ぶのがおすすめです。

なお、AX-GR1とAX-GR2はどちらも機能に大きな違いはありません。いずれもヘルシオグリエの特徴である過熱水蒸気は搭載されており、違いはカラーとレシピブックのメニュー数なので、お好みや使い方に合わせて選びましょう。

トースターの配置は

左右・背面に4.5cm・天井まで10cm以上

の放熱スペースが必要です。

事前に配置スペースから購入できる外寸を確認しておきましょう。

ただし、高さが25cm未満のオーブントースターは庫内の高さも低く、厚みのあるトーストにトッピングすると天井に汚れがつきやすかったり、グラタン皿が入りきらなかったりします。

天井に手が触れやすく火傷の原因にもなるため、

25cm＋10cmの高さ35cm以上の配置スペースの確保がおすすめです。

ヘルシエグリエは過熱水蒸気を使うので、他の加熱方式のトースターに比べてお手入れの手間がかかるのは事実です。しかし、お手入れしやすい構造になっているので、美味しいトーストを楽しむためにも、こまめにお手入れしましょう。

本体をお掃除する時は、電源プラグをコンセントから抜いてから始めてください。次のような点に気を付けて本体を掃除しましょう。

• 本体や前扉は薄めた中性洗剤とスポンジで汚れを取る。
• 汚れが取れたら、仕上げにしっかりしぼった布巾で水拭きする。
• 喚起できないと故障の原因になるため、本体裏側の吸気口や排気口にほこりがあれば取る。

水タンク・焼き網・パンくずトレイは水洗いができます。薄めた中性洗剤とスポンジで洗い、よく乾かしてから本体にセットしてください。水タンクは洗剤なしだと水垢やぬめりが付着してしまうので、必ず洗剤を使いましょう。また、これらのパーツは食器洗い機や食器乾燥機は使えません。

トースターに関しては「使い方」「お手入れ頻度」が掃除しやすさに直結します。

掃除が楽になる使い方とは？

1. チーズやバターにケチャップマヨネーズなどを使うときは必ずアルミホイルを敷く。
   ▶︎庫内に落ちると焦げ付きの原因に
   
   
2. 庫内天井につかない高さを守る
   ▶︎天井は非常に掃除しにくい！

掃除が楽になるお手入れ頻度とは？

1. 汚れた場所だけをちょこちょこ掃除。
   ▶︎面倒な掃除までは不要。さっと拭いてこびりつきを防止

実はトースター庫内の汚れのほとんどが、チーズやソースといった油分の「焦げ付き」です。食パンの加熱だけなら、パンクズ以外は出ません。

焦げ付きに加熱を繰り返すことでしつこい汚れとなる前に、さっと掃除をする習慣をつけてください。これがお手入れを楽にする手段です。

過熱水蒸気を利用しているヘルシオグリエでは庫内の隅々まで蒸気が行きわたるため、焼きムラはかなり少ないでしょう。

トースターの火力は消費電力（W）で表します。

ヘルシオグリエはすべて1410Wで、温度調節はトースト・弱(生食パン)・中・強の4段階のものや弱・中・強の3段階のものがあります。

ちなみに、温度調節が必要になるのはトースターや餅ではありません。頻度の高いのは以下のようなもの。

※トーストは一番高火力でOK

トースターのデザインは気に入ったものなら気にしなくて大丈夫…と言いたいところですが、キッチンの色やキッチン家電との兼ね合いは、考慮しておくと後悔が少ないです。

トースターは比較的機能が単純な分壊れにくいため、電化製品の寿命である10年はもつ商品が多いです。そのため、そう頻繁には買い換えません。だからこそ、キッチンに置いて違和感のある色味は避けたいところです。

以下の記事ではおしゃれなトースターを紹介しています。こちらもぜひ参考にしてください。

調理モード・オートメニューは高級機に搭載されることが多いですが、気にしなくてよかったと感じている人が多いです。

『調理メニュー』はトースターで調理をする機能で、比較的高級機に搭載されます。しかし、トースターの調理メニューや付録レシピを使用する人の割合は少ないです。最近は調理家電も増えており、トースターでわざわざ調理する理由は薄いでしょう。

『オートメニュー』は火力・時間設置済でワンタッチで加熱スタートする機能。たとえば「トースト」ボタンを押すだけでスタートします。しかし、実際問題は「つまみを3分に合わすだけ」でスタートするため、元々手間は少ないです。

そのため、特別調理モードやオートメニューを重視する、という選び方は推奨しません。欲しい機種に搭載されていたから使う、程度の考え方で十分です。

トースターの操作性は高級機以外はどれも同じです。火力を合わせた上で、加熱時間のつまみを回します。

トースターの前面に必ず、目ぼしいパンやピザ・グラタンの火力と加熱時間の記載があるため、迷うことはまずありません。

ただし、高級機になると液晶画面表示になり、中にはロータリースイッチを採用するタイプもあります。問題となるのはご年配の方が使う時で、使い慣れた操作からかけ離れると使いにくいと感じる場合もあります。

トースター選びでタイマー機能は気にする必要はありません。

機種によっては30分タイマーを採用している場合もありますが、実際にトースターを30分稼働させる事態は稀です。そのため、特に選び方の要素として重要視する理由はありません。

バルミューダはヒーターの細かい温度制御とスチームで加熱し、表面をカリッと中をしっとりとしたトーストに仕上げます。一方、ヘルシオグリエは100度以上の過熱水蒸気を使い加熱するので、表面をすばやくあたため食材の芯までしっかり加熱できます。

バルミューダはトーストモード・フランスパンモードなど4つのモードがあり、クラッシックモードでは170度・200度・230度に設定が可能です。一方、ヘルシオグリエは過熱水蒸気のパワーを切り替える仕組みになっているため温度調節はできません。過熱水蒸気の切り替えはトースト・弱・中・強の4段階のみです。

パンの焼き上がりについては、バルミューダの方が「よりこだわりを感じる」「最高級の焼き加減など」と評価されていますが、揚げ物の仕上がりでは断然ヘルシオグリエの方が高評価を獲得しています。

過熱水蒸気で加熱して揚げ物もヘルシーに仕上げるヘルシオグリエ。価格は高いですが、トーストの焼き上がりにも、満足の声は非常に多く、揚げ物のかりっとした仕上がりは、見事です。ヘルシー志向の方やダイエット中の方、パンを美味しく食べたい方はぜひ検討してみてください。